ゴムライニング
ローラー名称 | 硬さ ショアA |
弊社推奨材質 | 要求される性能 |
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インキローラー (油性) |
10~60 | ニューTX、 Σ KING、 Σ SOY 、 EcoMax |
低発熱性、 寸法安定性、 耐インキ性、 インキ転移性、 耐磨耗性 |
インキローラー (UV兼用タイプ) |
20~50 | ニューUV-X、 UV、 アバントUV |
低発熱性、 寸法安定性、 耐インキ性、 インキ転移性、 耐摩耗性 |
ヒッキーローラー | 55 | グラビット | 紙粉、 インキカス除去性 |
ライダーローラー | 100 | エボ、 リルサン |
耐摩耗性、 インキ転移性 |
連続給水ローラー (油性) |
20~40 | ウォータマンニューW4、 EX |
給水安定性、 耐水性、 寸法安定性 |
連続給水ローラー (UV兼用タイプ) |
25~30 | ウォータマンUVW | 給水安定性、 耐水性、 寸法安定性 |
モルトン給水ローラー | 20~30 | NEX | 耐水性、 耐アルコール性、 寸法安定性 |
ローラー名称 | 硬さ ショアA |
弊社推奨材質 | 要求される性能 |
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オフセットローラー | 30~40 | Σ KING、 Σ SOY、 EcoMax |
低発熱性、 寸法安定性、 耐磨耗性 |
給水ローラー | 20~50 | ウォーターマンニューW4、 EX NPW50 |
給水安定性、 耐水性、 寸法安定性 |
ローラー名称 | 硬さ ショアA |
弊社推奨材質 | 要求される性能 |
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オフセットローラー | 50×60 | D赤700、 7000CT |
対磨耗性、 耐インキ性、 耐溶剤性 |
静電グラビア | 70×90 | KM、 SEC285 |
導電安定性、 低歪性、 耐クラック性 |
インプレッションローラー (紙用) |
80×90 | 白EC200 | 帯電防止性、 耐摩耗性、 低歪性 |
インプレッションローラー (フィルム用) |
60×80 | EC700、 白EC200、 白EC770 |
帯電防止性、 低歪性、 耐クラック性 |
ファーニッシャローラー | 40×60 | 7000 | 耐インキ性、 寸法安定性 |
ローラー名称 | 硬さ ショアA |
弊社推奨材質 | 要求される性能 |
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2ピース缶 (水性) |
120×6 | 7000、 6000、 D赤700、 PUW60 |
耐塗料性、 耐摩耗性、 寸法安定性 |
2ピース缶 (油性) |
120×7 | 15~55 MC | 耐塗料性、 耐摩耗性、 寸法安定性 |
TULC缶 (水性) |
120×6 | 赤6055CT-C、 7000 |
耐塗料性、 耐摩耗性、 寸法安定性 |
3ピース缶 (水性) |
120×7 | D赤700、 7000、 6000 |
耐塗料性、 耐摩耗性、 寸法安定性 |
3ピース缶 (油性) |
120×6 | MC | 耐塗料性、 耐摩耗性、 寸法安定性 |
プレスピンリング | 120×7 | 20~30 | 耐摩耗性 |
インキローラー (UV兼用) |
120×6 | ニューUV-X、 アバントUV |
低発熱性、 寸法安定性、 耐溶剤性 |
連続給水ローラー | 120×7 | ウォータマンニューW4、 UVW |
表面親水性、 寸法安定性、 耐摩耗性 |
メッキ処理
メッキは電解メッキと、無電解メッキに分かれます。
ローラーによく使われる電解メッキ
電解メッキとは、「電気」を使用する表面処理技術です。長所としましては、価格が安い、幅広い金属にメッキ処理が対応出来るなどがあります。またメッキの処理を短時間で行う事が可能です。短所としましては、製品にメッキが均一につかない。形状が複雑な製品には処理を行う事が出来ないなどのデメリットがあります。
名称 | 特徴 |
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硬質クロムメッキ | 硬度が大きく耐磨耗性に優れています。摩擦係数が低く離型性が良い。美しい光沢を持ち傷も付きにくい。 |
装飾クロムメッキ (ニッケルクローム) |
適度な装飾性、耐食性、耐摩耗性、耐薬品性を持ち、作業性も良く、処理コストも比較的低い、装飾目的や機能性の向上などに用います。 |
銅メッキ | 導電性、熱伝導性、耐食性に優れたメッキです。鉄や、ステンレスなどの表面に銅めっきを施し、導通性や、熱伝導性を向上させる事ができます。 |
防錆によく使われる無電解メッキ
無電解メッキとは、「電気を使用しない」メッキ処理で、 化学変化にてメッキをする加工処理技術です。 長所としましては、製品にメッキが均一につきやすい。 形状が複雑な製品でもメッキがつきやすい。 短所としましては、価格が高い。処理時間が長くなる。 析出するメッキが限定されやすい(ニッケル等)などです。
名称 | 特徴 |
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無電解ニッケルメッキ (カニゼンメッキ) |
膜厚が均一で寸法安定性にすぐれる。複雑な形状でもメッキする事が出来ます。 |
溶融亜鉛メッキ | 鉄との密着性がよく耐蝕性に優れている。コストも比較的低い。 |
黒染め (四三酸化鉄皮膜) |
強アルカリ性の着色剤で、鉄鋼表面に四三酸化鉄皮膜を生成させ光沢のある優美な黒色仕上げになり、皮膜は強靱で衝撃や耐摩擦、摩耗等に優れています。 |
パーカーライジング (燐酸塩皮膜) |
金属表面に不溶性のリン酸塩 皮膜を作り表面の腐食の進行を抑えるために行う。塗装前の鉄製品にたいしても行われる。 |
熱処理
熱処理は、ローラーを高温で使用する時に、歪みや曲がりが出にくいようにする為や表面を硬化させ、耐久性を良くする為におこないます。
焼ならし
組織を均一安定なものにします。
焼なまし
鋼を軟化させ加工しやすくします。
焼入れ
鋼を硬くし、強くします。 焼入れには、浸炭焼入れと高周波焼入れの2種類があります。
浸炭焼入れ
活性化した炭素を多く含むガス、液体、固体などの浸炭剤中で鋼を長時間加熱することにより、表面層から炭素を含浸させる処理です。
高周波焼入れ
高周波電流の通じているコイルの間に部品を入れその表面に生じる過電流に伴うジュール熱によって加熱した後冷水で、焼入れしますローラーの表面に処理して、耐磨耗を強くする事が多い。
焼もどし
焼入れ後のもろい鋼をねばく、強靭性のある鋼にします。また内部ひずみを除去します。
吊り焼鈍
ローラーの型にしてから吊るして焼鈍します。テフロン加工などの高熱の加わる表面処理を行う前に処理しておくとローラーの曲がりが少なくなります